【社長の独り言】No.27「産業医業務の事例4について」
今回も産業医の先生から聞いた業務中の事例についてご紹介いたします。
case:4「長時間残業面談」
ある時、残業時間が80時間を超えた従業員と産業医面談を実施。
残業した原因を聞いてみたところ、うつむいたまま謝ってばかりでした。
そこで産業医から今の自分を自己分析してみるように話し、少しずつ原因が見えてきました。
・技術的に劣っているため、周りに迷惑ばかりかけてしまっていると悩んでいること。
・同期は難しい業務に取り組んていて、置いて行かれている自分に焦っていること。
・業務で分からないことがあっても誰にも相談できなかったこと
が分かりました。
焦りもあって上手くいかず、仕事が滞留して残業になってしまったようです。
その後、産業医は上司を呼んで状況を説明し、業務量の調整と定期的に声がけをするようにアドバイスをしました。
部署全体が忙しいと上司も部下の状態まで把握するのは難しいです。
この従業員にとって、残業時間がSOSだったのかもしれません。
ご相談やお困りのことなどありましたら、一度wellancにお問合せください。
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