【社長の独り言】No.47「産業保健師という『伴走者』の価値」について
企業の皆様の産業保健業務をサポートさせていただく中で、人事・総務ご担当者様の業務の多岐にわたる苦労はいつも感じています。
コンプライアンス遵守、日々のトラブル、ルーチン業務や健康(メンタル)相談…。
これらを限られたリソースで担うのは、非常に重い責務です。
産業医は企業の健康管理体制において不可欠な存在ですが、その役割は「医学的な専門的見地からの指導・助言」が主となります。
一方、産業保健師(看護師)は、現場に最も近い位置で、従業員一人ひとりの状況をきめ細かく把握し、継続的に支援する「伴走者」です。
保健師(看護師)が持つ看護の専門知識とコミュニケーション能力は、産業保健の「現場力」を格段に高めます。
産業保健師(看護師)がもたらす3つの貢献リスクの「予防」と「早期介入」
産業保健師(看護師)は、日々の健康相談や職場巡視を通じて、従業員の小さな変化を察知するプロフェッショナルです。メンタルヘルス不調の「芽」が大きくなる前に声をかけ、産業医や外部機関への適切な接続を行うことで、休職という最悪の事態を防ぐことに貢献します。
人事・総務ご担当者様の精神的・実務的負担の軽減
産業保健に関する専門的な判断や、センシティブな健康情報を取り扱う際の窓口を保健師(看護師)が担うことで、担当者は、法律的な遵守リスクや従業員からの相談への対応といった、重い精神的なプレッシャーから解放されます。また、産業医との連携や資料作成などの実務も効率化します。
休職・復職支援の質の向上
休職中の従業員への定期的かつ専門的なフォロー、復職時の職場調整やリハビリ出勤計画の策定など、時間と手間のかかるプロセスを専門的な視点からリードします。これにより、スムーズで確実な職場復帰をサポートし、再休職のリスクを低減します。
「適切な体制」への投資こそ、未来への投資
産業保健師(看護師)の導入は、コストではなく、従業員のエンゲージメント向上と、企業のリスクマネジメントを強化する**「未来への投資」**です。
ご相談やお困りのことなどありましたら、一度wellancにお問合せください。
