【社長の独り言】No.49「【人事労務担当者必見】産業医面談「スポット契約」のメリットとデメリットについて」
従業員の心身の健康を守る上で、産業医面談は非常に重要です。特に近年、働き方の多様化やメンタルヘルス対策の強化により、産業医の役割は増しています。
産業医との契約形態には、定期的に業務を委託する「嘱託契約」が一般的ですが、**「スポット契約」**という必要な時に一度きり(あるいは短期間)で依頼する方法もあります。
<産業医面談スポット契約のメリット>
スポット契約は、企業の規模やニーズに応じて柔軟に活用できる点が大きな魅力です。
コストを抑えられる場合がある
従業員数が少なく、面談や業務の依頼頻度が低い事業場においては、定期的な月額費用が発生する嘱託契約に比べて、必要なときだけ依頼できるスポット契約の方がトータルコストを抑えられます。
既存の産業医を補完できる
すでに嘱託産業医を選任している企業でも、ストレスチェック後の面談指導など、既存の産業医が多忙などの理由で対応できない業務のみをスポットで依頼できます。
場所を選ばない面談が可能
スポット契約の産業医は、オンライン面談に対応しているケースが多く、事業場の所在地にとらわれずに面談を実施できるため、多拠点の企業や、遠隔地の労働者にとっても活用しやすい環境を提供できます。
<産業医面談スポット契約のデメリットと注意点>
便利なスポット契約ですが、利用回数や運用方法によってはデメリットも生じます。
コストが割高になる可能性がある
スポット契約は1回あたりの報酬が嘱託契約に比べて割高になる傾向があります。そのため、定期的に面談を実施するなど利用頻度が高い場合は、かえって嘱託契約を結んだ方が費用を抑えられる場合があります。コスト面では、自社の利用頻度を見極めることが重要です。
産業医との信頼関係構築が難しい
スポット契約は「必要な時だけ」の利用となるため、毎回異なる産業医になる可能性があります。産業医が頻繁に変わると、労働者との間に継続的な信頼関係を築くことが難しくなり、健康状態の経緯を深く把握してもらうことも困難になります。
産業医の選定に労力がかかる
スポット契約に対応している産業医は嘱託産業医に比べて少ないため、自力で探すにはかなりの労力がかかります。また、必ずしも希望通りの産業医を選べるわけではない点に注意が必要です。
関係性や面談に至る理由、企業の考えなど、事前に確認しておくこともスムーズに面談ができる方法です。
面談、意見書、フィードバックなどの時間も考えて、事前に相談できれば幸いです。
ご相談やお困りのことなどありましたら、一度wellancにお問合せください。
