【社長の独り言】No.12「健康診断の項目」
今回は健康診断の項目をご紹介しますね。
<一般健康診断検査項目の一例>※健康診断の種類や対象者によって検査項目は異なりますが、一般的な法定健診では以下のような項目が含まれます。
・身体計測(身長、体重、腹囲)
・血圧測定
・視力・聴力検査
・胸部X線検査
・尿検査
・心電図検査
・血液検査(肝機能、脂質、血糖値、貧血など)
・問診(既往歴、自覚症状、業務歴など)
受検者の年齢によって受検項目が増えたりするので、都度確認をしましょう。
<特殊健康診断>
特定の有害な業務に従事する労働者を対象としたもので、業務内容によって検査項目が定められています。
・高気圧業務健康診断:既往歴及び高気圧業務歴の調査
:関節、腰若しくは下肢の痛み、耳鳴り等の自覚症状又は他覚症状の有無の検査
:四肢の運動機能の検査
:鼓膜及び聴力の検査
:血圧の測定並びに尿中の糖及び蛋白の有無の検査
:肺活量の測定
・放射線業務健康診断:被ばく歴の有無の調査及びその評価
:白血球数及び白血球百分率の検査
:赤血球数の検査及び血色素量又はヘマトクリット値の検査
・鉛業務健康診断:業務の経歴の調査
:鉛による自覚症状又は他覚症状と通常認められる症状の有無の検査
:血液中の鉛の量の検査
:尿中のデルタアミノレブリン酸の量の検査
・特定化学物質健康診断:ベンジジン及びその塩を取り扱う場合、尿中の潜血検査、皮膚炎等の皮膚所見の有無の検査など
・石綿健康診断:業務の経歴の調査
:石綿によるせき、たん、息切れ、胸痛等の自覚症状又は他覚症状の既往歴の有無の検査
:せき、たん、息切れ、胸痛等の自覚症状又は他覚症状の有無の検査
・その他:これらの他にも、有機溶剤業務、粉塵健康診断、特定の歯科医師による健診など、さまざまな特殊健康診断が定められており、それぞれ対象となる業務や物質に応じて検査項目が異なります。
業務に従事する前に「配置前健診」など実施することも必要です。
お困りのことなどありましたら、一度wellancにお問合せください。