【社長の独り言】No.18「産業医面談について」
産業医面談についてご説明いたします。
▪️産業医面談
産業医面談とは、産業医と従業員が1対1で行う面談で、健康状態の把握、心身の健康維持、職場環境改善のための医学的助言を目的とします。
健康診断後の有所見者、長時間労働者、ストレスチェックでの高ストレス者、休職・復職が必要な従業員などを対象に、労働安全衛生法に基づき実施されます。面談内容は守秘義務が守られ、従業員は安心して相談でき、企業は健康的な職場環境の整備に繋げられます。
<産業医面談の目的>
従業員の健康状態の把握と指導:
従業員の心身の状態や生活習慣、就労状況などを確認し、健康維持・増進のための助言や指導を行います。
職場環境の改善:
従業員の健康問題や働きやすさについて、医学的な見地から企業に意見を述べ、職場環境の改善を提案します。
専門的な判断:
疾病の診断や治療は行いませんが、休職や復職の際に専門的な判断を示し、企業が適切な対応を取れるようにサポートします。
<産業医面談が実施される主なケース>
健康診断後:
健康診断で異常所見が見つかった場合、3ヶ月以内に産業医から意見を聞く必要があります。
長時間労働者:
一定以上の時間外・休日労働をしている従業員は、疲労の蓄積が認められれば面談が義務付けられます。
ストレスチェック高ストレス者:
ストレスチェックの結果、高ストレスと判定された従業員に対して行われます。
休職・復職の際:
心身の不調で休職中の従業員の回復状況を確認したり、復職の判断をするために実施されます。
面談におけるプライバシーと守秘義務
面談内容は守秘義務の対象であり、従業員のプライバシーは厳重に保護されます。
面談を強制することはできませんが、企業は面談の目的やメリット、プライバシー保護について丁寧に説明し、従業員が安心して相談できる環境を整えることが求められます。
ご相談やお困りのことなどありましたら、一度wellancにお問合せください。
次回:産業医面談(長時間残業)について