【50人未満の事業所の健康経営】 「現場のヒヤリハット」は心のシグナル?製造・技術現場の事故と離職を防ぐメンタルケア 【社長の独り言】No.167
10月もいよいよ最終盤、今週も折り返しの水曜日ですね。お疲れ様です!
製造業や建設業、設備メンテナンスといった「技術・現場作業」を担う50人未満の事業者様と接する中で、最近特に増えているのが「現場でのミスやヒヤリハットの増加」に関するご相談です。
こうした現場において、安全第一で作業を進めることは当然の基本ですが、実は「集中力低下による現場事故やミス」の背景には、物理的な疲労だけでなく「精神的なストレスやメンタル不調」が深く関係しています。
■ 「気合いでカバー」が一番危険な現場の構造
現場作業や技術職の環境では、「少々の体調不良なら現場に出て当たり前」「精神論で乗り切る」という風潮が今なお残りやすい傾向があります。
しかし、心が限界を迎えている状態で作業を続けると、以下のような致命的なリスクを引き起こします。
・判断力の鈍りによる重大な事故・怪我(労災リスク)
・確認不足による製品・施工不良、納期遅延の発生
・現場リーダーやベテラン職人の「ある日突然の離職」
特に一人ひとりの技術や存在感が大きい小規模な現場では、1人の集中力低下が作業全体の安全と品質を揺るがす直結リスクとなります。
事故が起きてから、あるいは重大なトラブルに発展してから「実は悩んでいた」と知っても、会社が負う代償は大きすぎるのです。
■ 「安全配慮」の中に「心の健康」を組み込む
これからの現場管理に求められるのは、ヘルメットや安全帯の着用だけでなく、「作業員のメンタル面も含めた安全配慮」です。
しかし現場の親方や管理者に対して「部下のメンタルまでケアしろ」というのは現実的ではありません。
そこで、社外の医療専門職(保健師)が定期的に現場のスタッフと個別面談を行う仕組みが効果を発揮します。
・業務の愚痴や人間関係の悩みを「第三者」に話すことで、心の緊張を解きほぐす
・「いつもと様子が違う」「疲労が限界に近い」サインを客観的にキャッチする
・事故や突然離職のリスクを、予防段階で遮断する
「事故を防ぐ安全管理」と「離職を防ぐ健康管理」は表裏一体です。大切な現場の職人たちをプロの手で守っていきましょう!
今週後半も、安全第一で元気に乗り切っていきましょう。
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