【50人未満の事業所の健康経営】 10月下旬に急増する「突然の退職届」!優秀な社員を失う前に見直すべき「相談の場」のつくり方 【社長の独り言】No.163
10月も下旬に入り、年末に向けた業務の追い込みや来期の事業計画が進む時期ですが、このタイミングで経営者様や人事担当者様を悩ませるのが、「優秀な社員からの突然の退職申し出」です。
「先週まで普通に働いていたのに、突然『退職願』を渡された」
「理由を聞いても『一身上の都合』としか言ってもらえない」
このようなご相談を受けることが非常に多いのですが、実は社員が退職届を出す裏には、数ヶ月前から蓄積された「会社や上司には言えない本音のSOS」が隠されています。
■ 社員が退職を決意する「3つの心理ステップ」
社員が「辞めます」と口にするまでには、必ず以下のような心理変化を辿っています。
違和感と疲労の蓄積(夏〜秋口)
「業務量が多すぎる」「人間関係に疲れた」「自分のキャリアが見えない」といったモヤモヤを抱え始める。
比較と諦め(9月〜10月上旬)
周囲や他社と比較し、「ここにいても状況は変わらない」と会社への期待を諦める。
退職の決意と準備(10月下旬)
水面下で転職活動を進め、次が決まった段階で「一身上の都合」として突然退職届を提出する。
経営者や上司が「突然だ」と感じていても、本人にとっては「悩み抜いた末の最終結論」であり、この段階から引き留めるのはほぼ不可能です。
■ 「手遅れ」になる前に本音を救い出す仕組み
突発的な離職を防ぐために最も重要なのは、社員が「限界」を迎える前の段階で、本音(SOS)を吐き出せる環境を作っておくことです。
しかし、人事権や評価権を持つ上司や経営者に対して、社員が自分から「仕事が辛いです」「人間関係に悩んでいます」と打ち明けるのは極めて困難です。
だからこそ有効なのが、社外の医療専門職(保健師)による第三者面談です。
評価とは完全に切り離された「安心できる相談の場」があることで、社員は「実は…」と本音を話しやすくなります。
そのSOSを早期にキャッチし、会社側が業務調整などの手を打つことで、手遅れになる前の離職防止が可能になります。
大切な社員が黙って去ってしまう前に、本音を受け止められる「守りの仕組み」を自社に整えていきましょう!
今週も体調を第一に、無理のないペースで進めていきましょう。
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